ドル円は本日高値圏で推移 ただ、上値に慎重な声も 円キャリー取引の魅力も次第に薄れる=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/19 02:07
 その後、ドル円は154円台半ばと本日高値圏での推移が続いている。本日はドル買い戻しのムードが広がる中、この日発表の米経済指標がいずれも予想を上回る強い内容だったことで、ドル買いがさらに加速。ドル円も上値を拒んでいた154円ちょうどの水準を突破し、154円台半ばまで一気に駆け上がっている。

 ただ、ドル円の上値に慎重な声も少なくない。このところ日本株が力強い値動きを続けているが、日本の資産へのセンチメントが改善しており、それが円の戦術的な反発を促す可能性があるとの指摘が出ている。日本の30年物国債利回りは1カ月で0.47%ポイント低下し、高市首相の積極財政への懸念にもかかわらず円は下支えされている。

 背景には日米の名目および実質金利差の縮小があり、円キャリー取引が次第に魅力が薄れているという。市場が織り込む金利見通しに沿えば、日米の金利差はさらに縮む見通しとなっている。モデルでは円は実質金利差から計算すると約13%割安だという。

 それでも円ショートは依然として多く積み上っている中、ショートカバーの余地は十分にある状態。さらにFRBの追加利下げや政治的要因からのドル安志向も今後、円買い戻しの追い風になる可能性があると指摘している。

USD/JPY 154.48 EUR/JPY 182.45
GBP/JPY 209.10 AUD/JPY 109.16

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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