メタリアル Research Memo(4):構造改革に伴う人的投資費用増加により減益

配信元:フィスコ
投稿:2026/02/26 10:34
*10:34JST メタリアル Research Memo(4):構造改革に伴う人的投資費用増加により減益 ■メタリアル<6182>の業績動向

1. 2025年2月期業績概要
2025年2月期業績は、売上高4,084百万円(前期比2.2%減)、営業利益117百万円(同84.3%減)、経常利益112百万円(同86.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益299百万円(同44.0%減)となった。売上高ではSTUDIO55の子社化に伴う増収効果があった一方、AI事業における受託開発案件の受注遅延や、メタバース事業における販売計画の未達により減収となった。利益面では、「ラクヤク」や「T-4OO」に対する研究開発投資の拡大や、ロゼッタの構造改革に伴う人的投資費用の増加が影響し、減益となった。


2026年2月期第3四半期会計期間では大幅増益、構造改革が完了し、V字回復を達成

2. 2026年2月期第3四半期業績概要
2026年2月期第3四半期は、売上高3,367百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益117百万円(同61.7%減)、経常利益93百万円(同67.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失7百万円(前年同期は424百万円の利益)となった。売上高は、STUDIO55の子会社化により、AI/MV Marketing事業及びメタバース事業が大幅な増収となり、全体をけん引した。利益面では、累計では減益となったものの、構造改革の進展により収益体質は改善しており、第3四半期会計期間単体では営業利益144百万円(前年同期比789.8%増)を計上し、V字回復を達成した。

3. セグメント別の業績
AI事業は、売上高2,139百万円(前年同期比11.3%減)、セグメント利益202百万円(同64.3%減)となった。不採算商品の整理により受注高及び売上高は一次的に踊り場となり、減収となった。利益面では、累計では減益となっているものの、構造改革による人件費や研究開発費を中心としたコスト構造の適正化が進展している。第3四半期会計期間単体では、売上高は前期比横ばいながら、セグメント利益は32百万円改善し、149百万円となった。

HT事業は、売上高546百万円(前年同期比21.8%減)、セグメント利益98百万円(同53.4%増)となった。子会社の清算により減収となったが、不採算業務の縮小や運営効率化により利益率は大幅に改善し、増益となった。

メタバース事業は、売上高95百万円(前年同期は0.8百万円)、セグメント損失50百万円(前年同期は146百万円の損失)となった。STUDIO55のVR事業が寄与した増収により、損失額は大幅に縮小した。産業向けデジタルツイン自動生成ソリューションなど具体的な導入が拡大が進んでおり、収益化に向けた進展が見られる。

AI/MV Marketing事業は、売上高585百万円、セグメント損失38百万円となった。STUDIO55において、BIMサポートやDX推進などの専門技能と顧客基盤を生かした受注が拡大している。第3四半期会計期間単体ではセグメント利益5百万円を計上しており、当初予想を上回るペースで早期の黒字化を実現している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)

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