ドル円、157円台半ばまで上昇 イラン攻撃でドル高が強まる=NY為替序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/03/02 23:33
 きょうの為替市場はドル高が強まっており、ドル円は157円台半ばまで上昇している。米、イスラエルによるイラン攻撃で週明けの金融市場では原油が急騰しており、瞬間的に75ドル台に上昇する場面が見られた。

 その後、原油相場は伸び悩んではいるものの、イランがサウジの製油所にドローン攻撃を仕掛けていることや、イランが米戦闘機を撃墜したと主張するなど、情勢は混とんとしている。一旦70ドルを割り込んでいた原油相場も再び上昇する中、為替市場は有事のドル高が強まっているようだ。

 今回の件を受けて短期金融市場ではFRBの年内利下げ観測が後退していることも、ドルを後押し。ストラテジストは「今回の原油急騰が持続し、最終的に米国のインフレ圧力を押し上げるのであれば、市場はFRBが利下げにより慎重になると考え始めた初期兆候だろう」と述べている。

 リスク回避姿勢の強まりもドル高を後押しした。イランの国家安全保障責任者が米国と交渉しないと発言したことを受け、トランプ大統領は、イランに対する爆撃は目標達成まで継続すると述べ、イラン指導部に降伏を求めた。4-5週間は続く可能性にも言及している。

 ドル円は、目先は2月初旬に上値を拒まれた158円が意識される。そこを突破した場合、テクニカル的には160円が再び視野に入る。日本の当局の介入も気がかりなところではあるが、現状は中東情勢を見極めたい雰囲気なのではとの見方も出ている。
 
 日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は157円に観測されている。

2日(月)
157.00(5.9億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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