ダウ平均は3日続落 一時1277ドル安まで急落 トランプ発言で警戒が再度強まる=米国株概況
NY株式3日(NY時間16:22)(日本時間06:22)
ダウ平均 48501.27(-403.51 -0.83%)
S&P500 6816.63(-64.99 -0.94%)
ナスダック 22516.69(-232.17 -1.02%)
CME日経平均先物 55405(大証終比:-745 -1.35%)
きょうのNY株式市場、中東情勢への懸念を背景とした売りが加速し、ダウ平均は一時1277ドル安まで急落。後半は下げ渋る展開も見られたものの3日続落となった。前日はIT・ハイテク株中心に買戻しも見られ、一旦安心感が広がっていたが、本日は再びリスク回避の雰囲気が全体に広がった。
トランプ大統領が対イラン戦争で「必要なことは何でもする」と表明したことで、戦闘が長期化するのではとの懸念が強まっている。原油相場も前日高値を超え77ドル台まで一時上昇。市場ではインフレ再燃への警戒感も広がっているようだ。
今年の米株式市場は、AIへの巨額投資の採算性や、AIが既存事業に及ぼす潜在的な悪影響への懸念から方向感を欠く展開が続いてきた。そのような中、イランとの紛争激化は見通しを一段と不透明にしている。
ストラテジストは「イランとの大規模戦争がもたらすインフレリスクが最大の関心事。特にホルムズ海峡の動向を警戒している」と指摘。「世界有数の産油国が戦場と化すことで、再度インフレ上昇が生じれば、FRBは難しい立場に置かれる」とも述べた。
「月曜日は中東戦争を比較的冷静に受け止めていた市場だが、一夜にして不安が強まった。指導部を失い、事実上トップ不在となったイラン政府および軍が、今後数週間に渡り主要な経済・エネルギーインフラを標的に地域全体に混乱を広げる長期的な報復に出るのではないかとの懸念が背景にある。米国とイスラエルの軍は圧倒的優位にはあるものの、イランが発射する安価なミサイルやドローンを全て撃ち落とすことはできない。特に迎撃ミサイルの備蓄が急速に減少している中ではなおさらだ」とのコメントも出ていた。
また、紛争拡大を受け、エネルギー価格が一段と上昇。中でもイランがカタールの液化天然ガス(LNG)生産を停止に追い込んだことで、欧州の天然ガス価格が急騰している点は懸念される。欧州の天然ガス先物は僅か2日間で70%超上昇している。
家電のベスト・バイ<BBY>が決算を受け上昇。年末商戦の利益が懸念ほど悪化しなかったことで、市場には安心感が広がっている模様。
開発者向けデータプラットフォームのモンゴDB<MDB>が決算を受け大幅安。ガイダンスを嫌気しているほか、アトラスの上振れが想定よりも小さかったとの指摘も出ている。
空飛ぶタクシーのアーチャー・アビエーション<ACHR>が決算を受け下落。1株損益およびEBITDAの赤字が予想以上に膨らんだ。当局による認証に関して詳細が依然不透明で、さらなる遅延リスクも考えられ、投資家を失望させる可能性があるとの指摘も出ている。
水素および燃料電池のプラグ・パワー<PLUG>が決算を受け大幅高。赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高は予想を上回り、粗利益率も予想外のプラスだった。
スポーツ用品メーカーのアメア・スポーツ<AS>が下落。増資計画を発表した。7億5000万ドル相当の株式を1株36.40ドルで発行。前日終値に対して3.93%のディスカウント。
高解像度3Dライダーセンサーを手掛けるオースター<OUST>が決算を受け上昇。1株損益が予想外の黒字だったほか、売上高、粗利益率も予想を大きく上回った。
医療サービスのサージェリー・パートナーズ<SGRY>が決算を受け大幅安。1株利益は予想の半分以下となった。通期のガイダンスも公表し、予想を下回る見通しを示している。
ヘルスケアサービスのシグナ<CI>が下落。同社がコルダニCEOの退任を発表したことが嫌気された模様。
レストラン・ソフトウエアを手掛けるトースト<TOST>が上昇。米CNBCで著名投資家でコメンテーターのジョシュ・ブラウン氏が同社を取り上げた。
コンテンツ配信システムのアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が上昇。ストリーミング・メディアブログが、同社が顧客に対し契約更新時の一時的な追加料金(サーチャージ)や価格調整を通知したと報じたことが材料視。
ベスト・バイ<BBY> 65.95(+4.36 +7.08%)
モンゴDB<MDB> 252.73(-72.28 -22.24%)
アーチャー・アビエーション<ACHR> 6.72(-0.80 -10.64%)
プラグ・パワー<PLUG> 2.23(+0.42 +23.20%)
アメア・スポーツ<AS> 36.92(-0.97 -2.56%)
オースター<OUST> 21.72(+1.47 +7.26%)
サージェリー<SGRY> 13.92(-1.96 -12.34%)
シグナ<CI> 283.93(-6.92 -2.38%)
トースト<TOST> 29.11(+1.54 +5.59%)
アカマイ<AKAM> 102.08(+4.44 +4.55%)
アップル<AAPL> 263.75(-0.97 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 403.93(+5.38 +1.35%)
アマゾン<AMZN> 208.73(+0.34 +0.16%)
アルファベットC<GOOG> 303.56(-2.80 -0.91%)
アルファベットA<GOOGL> 303.58(-2.94 -0.96%)
テスラ<TSLA> 392.43(-10.89 -2.70%)
メタ<META> 655.08(+1.52 +0.23%)
エヌビディア<NVDA> 180.05(-2.43 -1.33%)
AMD<AMD> 190.95(-7.67 -3.86%)
イーライリリー<LLY> 1007.73(-10.24 -1.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 48501.27(-403.51 -0.83%)
S&P500 6816.63(-64.99 -0.94%)
ナスダック 22516.69(-232.17 -1.02%)
CME日経平均先物 55405(大証終比:-745 -1.35%)
きょうのNY株式市場、中東情勢への懸念を背景とした売りが加速し、ダウ平均は一時1277ドル安まで急落。後半は下げ渋る展開も見られたものの3日続落となった。前日はIT・ハイテク株中心に買戻しも見られ、一旦安心感が広がっていたが、本日は再びリスク回避の雰囲気が全体に広がった。
トランプ大統領が対イラン戦争で「必要なことは何でもする」と表明したことで、戦闘が長期化するのではとの懸念が強まっている。原油相場も前日高値を超え77ドル台まで一時上昇。市場ではインフレ再燃への警戒感も広がっているようだ。
今年の米株式市場は、AIへの巨額投資の採算性や、AIが既存事業に及ぼす潜在的な悪影響への懸念から方向感を欠く展開が続いてきた。そのような中、イランとの紛争激化は見通しを一段と不透明にしている。
ストラテジストは「イランとの大規模戦争がもたらすインフレリスクが最大の関心事。特にホルムズ海峡の動向を警戒している」と指摘。「世界有数の産油国が戦場と化すことで、再度インフレ上昇が生じれば、FRBは難しい立場に置かれる」とも述べた。
「月曜日は中東戦争を比較的冷静に受け止めていた市場だが、一夜にして不安が強まった。指導部を失い、事実上トップ不在となったイラン政府および軍が、今後数週間に渡り主要な経済・エネルギーインフラを標的に地域全体に混乱を広げる長期的な報復に出るのではないかとの懸念が背景にある。米国とイスラエルの軍は圧倒的優位にはあるものの、イランが発射する安価なミサイルやドローンを全て撃ち落とすことはできない。特に迎撃ミサイルの備蓄が急速に減少している中ではなおさらだ」とのコメントも出ていた。
また、紛争拡大を受け、エネルギー価格が一段と上昇。中でもイランがカタールの液化天然ガス(LNG)生産を停止に追い込んだことで、欧州の天然ガス価格が急騰している点は懸念される。欧州の天然ガス先物は僅か2日間で70%超上昇している。
家電のベスト・バイ<BBY>が決算を受け上昇。年末商戦の利益が懸念ほど悪化しなかったことで、市場には安心感が広がっている模様。
開発者向けデータプラットフォームのモンゴDB<MDB>が決算を受け大幅安。ガイダンスを嫌気しているほか、アトラスの上振れが想定よりも小さかったとの指摘も出ている。
空飛ぶタクシーのアーチャー・アビエーション<ACHR>が決算を受け下落。1株損益およびEBITDAの赤字が予想以上に膨らんだ。当局による認証に関して詳細が依然不透明で、さらなる遅延リスクも考えられ、投資家を失望させる可能性があるとの指摘も出ている。
水素および燃料電池のプラグ・パワー<PLUG>が決算を受け大幅高。赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高は予想を上回り、粗利益率も予想外のプラスだった。
スポーツ用品メーカーのアメア・スポーツ<AS>が下落。増資計画を発表した。7億5000万ドル相当の株式を1株36.40ドルで発行。前日終値に対して3.93%のディスカウント。
高解像度3Dライダーセンサーを手掛けるオースター<OUST>が決算を受け上昇。1株損益が予想外の黒字だったほか、売上高、粗利益率も予想を大きく上回った。
医療サービスのサージェリー・パートナーズ<SGRY>が決算を受け大幅安。1株利益は予想の半分以下となった。通期のガイダンスも公表し、予想を下回る見通しを示している。
ヘルスケアサービスのシグナ<CI>が下落。同社がコルダニCEOの退任を発表したことが嫌気された模様。
レストラン・ソフトウエアを手掛けるトースト<TOST>が上昇。米CNBCで著名投資家でコメンテーターのジョシュ・ブラウン氏が同社を取り上げた。
コンテンツ配信システムのアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が上昇。ストリーミング・メディアブログが、同社が顧客に対し契約更新時の一時的な追加料金(サーチャージ)や価格調整を通知したと報じたことが材料視。
ベスト・バイ<BBY> 65.95(+4.36 +7.08%)
モンゴDB<MDB> 252.73(-72.28 -22.24%)
アーチャー・アビエーション<ACHR> 6.72(-0.80 -10.64%)
プラグ・パワー<PLUG> 2.23(+0.42 +23.20%)
アメア・スポーツ<AS> 36.92(-0.97 -2.56%)
オースター<OUST> 21.72(+1.47 +7.26%)
サージェリー<SGRY> 13.92(-1.96 -12.34%)
シグナ<CI> 283.93(-6.92 -2.38%)
トースト<TOST> 29.11(+1.54 +5.59%)
アカマイ<AKAM> 102.08(+4.44 +4.55%)
アップル<AAPL> 263.75(-0.97 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 403.93(+5.38 +1.35%)
アマゾン<AMZN> 208.73(+0.34 +0.16%)
アルファベットC<GOOG> 303.56(-2.80 -0.91%)
アルファベットA<GOOGL> 303.58(-2.94 -0.96%)
テスラ<TSLA> 392.43(-10.89 -2.70%)
メタ<META> 655.08(+1.52 +0.23%)
エヌビディア<NVDA> 180.05(-2.43 -1.33%)
AMD<AMD> 190.95(-7.67 -3.86%)
イーライリリー<LLY> 1007.73(-10.24 -1.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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