ドル売り優勢、ポジション調整にNYT報道が追い打ち ドル円一時156円台=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/03/04 20:40
ドル売り優勢、ポジション調整にNYT報道が追い打ち ドル円一時156円台=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル売りが優勢。今週はイランをめぐる戦争で有事のドル買いが強まっている。しかし、本日は連日のドル買いのあとでややポジション調整が入っている。ドル円は157円台で上値重く、ユーロドルは1.15台後半から1.16台半ば、ポンドドルは1.33手前でサポートされると1.34付近へと反発している。ロンドン序盤にはさらにNYT(ニューヨークタイムズ)の報道がドル売りに拍車をかけている。「イランの情報機関員、戦争終結の条件協議を提案」として、イランが米国に接触したという。一段とドルが売られて、ドル円は156.80台まで下落。ユーロドルは1.1650付近、ポンドドルは1.34付近まで高値を伸ばした。欧州株は買戻しの動きで取引を開始していたが、報道を受けて上げ幅を拡大。米株先物はマイナス圏で推移していたが、プラスに転じている。NY原油先物は76ドル台から75ドル台へと反落。ただ、現実にまだ双方の戦闘は続いている状況。今後もこの手の報道で相場が神経質に反応する場面が多くなりそうだ。

 ドル円は157円台前半での取引。東京午前の157.86付近を高値に、その後は上値重く推移している。東京午後には157.10台まで一時下落した。この局面ではクロス円も下落しており円買いの面が強かった。片山財務相による円安けん制発言に反応した面が指摘される。その後は157円台後半で売買が交錯してロンドン市場を迎えた。全般にドル売りが優勢となり、ドル円は156.86付近まで下押しされた。NYTがイラン側が米国と戦争終結について接触したとの報道が材料視された。欧州株や米株先物が堅調に推移し、クロス円の反発とともにドル円も157円台前半へと買い戻されている。

 ユーロドルは1.16台半ばでの取引。東京午前に1.1575付近まで下押しされたあとは、買いが優勢になっている。ロンドン序盤は1.1600を挟む水準で売買が交錯。NYT報道を受けてドル売りが強まると高値を1.1647付近まで伸ばした。足元では1.1650台へと一段高。ユーロ円は183円台から182円台前半で上下動。東京市場では売りが先行し、183.23付近を高値に182.38付近まで下落した。ロンドン時間に入ると買戻しが優勢になり183円台を回復してきている。対ポンドではユーロ買い先行も、ロンドン時間には売り戻されている。

 ポンドドルは1.34付近での取引。東京午前の1.3304付近を安値にロンドン時間には買戻しが広がっている。足元では前日NY終値を上回り、高値を1.34付近まで伸ばしている。ポンド円は東京午前の210.69付近を高値に東京午後に209.50付近まで下落したあと、ロンドン時間には210円台半ばへと買い戻されている。ユーロポンドは0.8686から0.8713までのレンジで上に往って来いの動き。一連の英欧非製造業PMI確報値には反応薄。中東有事を受けたドル高に対する調整や、関連報道に神経質な反応をみせていた。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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