トランプ発言でドルに買い戻し ドル円は158円台半ばに上昇=NY為替概況
トランプ発言でドルに買い戻し ドル円は158円台半ばに上昇=NY為替概況
きょうのNY為替市場、終盤にかけてドル高が優勢となり、ドル円は158円台半ばまで一時上昇した。グリーンランドを巡る米欧の対立が激化する中、市場は本日のダボス会議でのトランプ大統領の演説に注目していた。大統領は、武力行使は計画していないと述べ、警戒されていたほどの強硬な内容でもなかったことから、市場にはひとまず安心感が広がった。
前日に見られた「米国売り」は後退し、ドルが買い戻されている。関税の段階的に引き上げへの懸念が根強かったが、終盤に関税発動も見送ると述べたことで、ドル高が加速する展開となった。
ただ、グリーンランド問題での米欧の対立激化や、日本の解散総選挙と財政、FRBの独立性など不安要素が台頭してきているものの、全体的に為替市場は比較的落ち着いた反応を見せている。ドル円も158円を挟んでのレンジ相場が続いており、次の展開を待ちたいムードとなっている。
ドル円については上向きの流れが継続しており、一旦160円台は付けに行くとの見方も根強い。ただ、脱ドル化やFRB利下げ期待も根強い中、160円超の水準を長期間維持できるかは、見解が分かれているようだ。
ユーロドルは1.16ドル台に値を落とす展開となった一方、ユーロ円は185円台半ばに一時上昇したものの、185円ちょうど付近に伸び悩んだ。
実需筋と投機筋がユーロの強気オプションを急速に買い集めているとの指摘が市場から出ている。欧州のトレーダーによると、今週は実需筋と投機筋の動きが非常に活発で、ユーロ高を狙う大口のオプション取引が相次いでいるという。月曜早朝のドル有利の水準から、ユーロ有利に急反転しており、これは昨年8月以来で最も急激な強気方向への再評価だと述べている。
ポンドドルは1.34ドル台で上下動。トランプ大統領のダボス会議での発言を受けてドルが買い戻されているもののユーロドルが中心で、ポンドドルは蚊帳の外といった雰囲気もある。一方、ポンド円はドル円に追随し、一時211円台に下落したものの212円台に戻す展開。
本日は英消費者物価指数(CPI)が公表されていたが、5カ月ぶりの加速となっていた。タバコ税の引き上げと、変動が大きい航空運賃の上昇が要因。ただ、エコノミストの間では、春には予算効果で物価は抑制されると見られており、4月には目標付近に鈍化すると予想されている。政府の秋季予算案に鉄道運賃の凍結やエネルギー料金の引き下げが盛り込まれており、物価上昇率を0.5ポイント前後押し下げるという。
英中銀が注視するサービスインフレは、前月の4.4%から4.5%に上昇したが、予想よりも小幅な上昇に留まっていた。英中銀の利下げ局面は終わりに近いとも見られているが、短期金融市場では第2四半期に1回、年内にあと1回の利下げを織り込んでいる状況。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場、終盤にかけてドル高が優勢となり、ドル円は158円台半ばまで一時上昇した。グリーンランドを巡る米欧の対立が激化する中、市場は本日のダボス会議でのトランプ大統領の演説に注目していた。大統領は、武力行使は計画していないと述べ、警戒されていたほどの強硬な内容でもなかったことから、市場にはひとまず安心感が広がった。
前日に見られた「米国売り」は後退し、ドルが買い戻されている。関税の段階的に引き上げへの懸念が根強かったが、終盤に関税発動も見送ると述べたことで、ドル高が加速する展開となった。
ただ、グリーンランド問題での米欧の対立激化や、日本の解散総選挙と財政、FRBの独立性など不安要素が台頭してきているものの、全体的に為替市場は比較的落ち着いた反応を見せている。ドル円も158円を挟んでのレンジ相場が続いており、次の展開を待ちたいムードとなっている。
ドル円については上向きの流れが継続しており、一旦160円台は付けに行くとの見方も根強い。ただ、脱ドル化やFRB利下げ期待も根強い中、160円超の水準を長期間維持できるかは、見解が分かれているようだ。
ユーロドルは1.16ドル台に値を落とす展開となった一方、ユーロ円は185円台半ばに一時上昇したものの、185円ちょうど付近に伸び悩んだ。
実需筋と投機筋がユーロの強気オプションを急速に買い集めているとの指摘が市場から出ている。欧州のトレーダーによると、今週は実需筋と投機筋の動きが非常に活発で、ユーロ高を狙う大口のオプション取引が相次いでいるという。月曜早朝のドル有利の水準から、ユーロ有利に急反転しており、これは昨年8月以来で最も急激な強気方向への再評価だと述べている。
ポンドドルは1.34ドル台で上下動。トランプ大統領のダボス会議での発言を受けてドルが買い戻されているもののユーロドルが中心で、ポンドドルは蚊帳の外といった雰囲気もある。一方、ポンド円はドル円に追随し、一時211円台に下落したものの212円台に戻す展開。
本日は英消費者物価指数(CPI)が公表されていたが、5カ月ぶりの加速となっていた。タバコ税の引き上げと、変動が大きい航空運賃の上昇が要因。ただ、エコノミストの間では、春には予算効果で物価は抑制されると見られており、4月には目標付近に鈍化すると予想されている。政府の秋季予算案に鉄道運賃の凍結やエネルギー料金の引き下げが盛り込まれており、物価上昇率を0.5ポイント前後押し下げるという。
英中銀が注視するサービスインフレは、前月の4.4%から4.5%に上昇したが、予想よりも小幅な上昇に留まっていた。英中銀の利下げ局面は終わりに近いとも見られているが、短期金融市場では第2四半期に1回、年内にあと1回の利下げを織り込んでいる状況。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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