株価指数先物【寄り前】 過熱感を警戒しつつも、+3σとのレンジ移行を意識

配信元:株探
投稿:2026/02/26 08:04

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 59650 +860 (+1.46%)
TOPIX先物 3914.0 +60.5 (+1.57%)
シカゴ日経平均先物 59680 +890
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 25日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。AI(人工知能)の進化が事業機会を奪うとの「AI脅威論」を背景に売られていたIBMやセールスフォース、マイクロソフトなどのソフトウエア株を買い戻す動きが続いた。決算発表を控えていたエヌビディアが買われ、ブロードコムやマイクロン・テクノロジーなど他の半導体株も上昇した。

 NYダウ構成銘柄ではIBM、セールスフォース、マイクロソフトのほか、医療保険や医療サービスのユナイテッドヘルス・グループ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、アメリカン・エキスプレスなど金融株の買いが目立つ。半面、シャーウィン・ウィリアムズ、ホーム・デポ、ボーイング、ナイキ、ベライゾン・コミュニケーションズが軟調。

 シカゴ日経平均先物(3月限)の清算値は、大阪比890円高の5万9680円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比変わらずの5万8790円で始まった。直後につけた5万8780円を安値に上へのバイアスが強まり、5万9600円台に乗せると、米国市場の取引開始後は5万9400円~5万9650円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけて5万9700円まで買われる場面もみられ、日中比860円高の5万9650円で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、日経225先物は買い先行で始まりそうだ。前日に1450円高と大幅に上昇したが、さらにナイトセッションで水準を大きく切り上げてきた。短期間での大幅な上昇によるカバーに加え、レバレッジ型ETFのヘッジ対応の動きなども意識されやすいだろう。

 日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(5万7490円)と+2σ(5万9540円)とのレンジで推移しているが、+2σを上回ってきている。+2σ水準では強弱感が対立し、利益確定に伴うロング解消も入りやすい。ただ、上へのバイアスが強まるなかで6万円が射程に入り、+2σ水準を上回る値動きが続くようだと、過熱感を警戒しつつも+3σ(6万1600円)とのレンジが意識されてきそうだ。

 そのため、オプション権利行使価格の5万9500円を中心とした上下の権利行使価格となる5万8500円から6万0500円と広めのレンジを想定する。短期的なショートは避け、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 また、エヌビディアは取引終了後に発表した決算が市場予想を上回り、時間外取引では現時点で4%近く上昇。一方で、セールスフォースは予想を上回ったものの、5%ほど下落して推移している。エヌビディアの決算反応は、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になろう。半面、セールスフォースの下落はソフトバンクグループ<9984>[東証P」の重荷となる可能性がありそうだ。

 25日の米VIX指数は17.93(24日は19.55)に低下した。足もとで支持線として機能していた上向きで推移する25日移動平均線(18.42)を割り込んできた。75日線(17.50)、200日線(17.29)が射程に入ってきたことでリスク選好に向かわせやすいだろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で15.25倍(24日は15.00倍)に急伸した。一時15.26倍まで切り上がる場面もみられ、+2σ(15.19倍)を上回ってきた。1月29日につけた15.31倍に接近しており、同水準を捉えてくるようだとNTロングでのスプレッド狙いの動きが強まりそうだ。ただ、+3σ(15.34倍)に接近することで、利食いに伴うリバランスの動きも意識しておきたい。

株探ニュース
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