【本日の見通し】ドル円は下がると買いが出る展開か

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/25 07:55
【本日の見通し】ドル円は下がると買いが出る展開か
   
 日本の追加利上げ期待の後退が円売りを誘った。高値からは調整も、下がると買いが出る展開が見込まれる。昨日の報道で、先週の高市首相と植田総裁の会談で首相が利上げに難色と報じられたことに反応している。首相の緩和志向は以前からであるが、会談などで姿勢を示したとすると、今後の日銀の金融政策運営に影響が出るとの思惑が広がっている。
  
 本日は午前11時ごろ(米国東部時間午後9時ごろ)からトランプ大統領の一般教書演説が行われる。関税や物価などについての発言も出てくる予定で、相場への影響も意識される。20日に米連邦最高裁が違法判決を示した相互関税に代わる代替関税が発動しているが、規定で最長150日の時限措置となっており、今後の方針が注目される。
  
 ドル円は157円に近づくと介入やレートチェックへの警戒感が広がる。上値追いには少し慎重になる可能性がありそう。ただ、流れは上方向と見られ、下値では買いが支える展開が見込まれる。米雇用情勢の堅調さなどから、米国の追加利下げ期待が後退している中で、日本の追加利上げ期待が後退したことで、日米金利差縮小期待が両面から後退し、ドル買い円売りにつながっている。
  
 ユーロ円などクロス円も基本的にはしっかりとなりそう。ユーロ円は昨日のロンドン市場午前の円安局面で184円台まで上値を伸ばし、その後の調整で183円台半ばで東京朝を迎えている。183円台前半では買いが出そうな流れ。ポンド円は210円台後半まで上昇した後、210円割れでは買いが出る展開で、NY市場で高値を更新するなど、買いが目立っている。この後も210円台での動きを中心にもう一段の上昇を見込む動きとなっている。ポンドは英中銀の追加利下げ期待などが重石も、サービスインフレの高止まり傾向が警戒感に繋がり、ポンドの下値を支える展開。
  
 ユーロドルは1.17台後半でのもみ合いが続いている。上下に目立った動意が見られず。ポンドドルは1.3500ドルを挟んでの推移。NY市場で一時1.3530ドル台への上昇も続かず。上記サービスインフレの高止まり警戒が支えとなり、下がると買いが出る展開が見込まれる。
  
 その他通貨では、この後の豪州の1月の消費者物価指数に注目。利上げを実施した今月の豪中銀会合での議事要旨は、追加利上げに比較的慎重な姿勢を示したが、豪州の雇用情勢が堅調な中で、物価高が見られると、市場の追加利上げ期待が強まり、豪ドル買いとなる可能性がある。
  
MINKABUPRESS 山岡

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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